不妊治療の記録 (現在46才)

41歳からの不妊治療の記録 (現在46才)。個人的な治療記録。

D4 神戸から戻る

・Day 4.
・テイゾー300 自己注射
昨日はそのまま神戸に泊まり、今日スカイマークで帰る事にした。
昨日クリニックを出た後、三宮から元町をぶらぶら歩いてちょっと買い物しようかと思っていたけど、気持ちが夫のガンの事に囚われて視界までもがグレーがかっていて重苦しい。世の中全てがおもしろくない気分。なんでうちの夫婦はこうなるのかな、と思いながら歩いた。喉の全摘の可能性もあるので喋れなくなった夫を想像すると、可哀想で泣けてきてしまう。あれこれ考えてしまい眠くならないし、やっとうとうとしてもガンの事を夢に見てすぐ目が覚めるし、部屋は乾燥しているしで苦痛な夜だった。朝になったら鼻の中がカラカラで鼻血が出た。

培養士さんからの電話が午前中に来るはずなので、すぐに出られるようにスマホを手にしながらホテルを出てまた元町から三宮までうろうろ。喫茶店でモーニングを食べ、三宮まで着いてしまってもまだ電話は来ない。お昼になり、もしかして忘れられたか忙し過ぎて電話が出来なかったのだろうかと今日の電話は諦め気味でお土産を見ようとしたら、電話が鳴った。土曜だった事もあり培養士さんは大忙しだったようだ。そんな時に申し訳なく思いながら質問をする。夫は精液の数値がかなり悪い事、ガン治療前に凍結保存を出来る限りする必要があるかもしれない事、そのための様々な方法と可能性について聞く。うーん、話しを聞いていると問題が多く残り時間が少ないので、うちの場合は神戸のクリニックで凍結するしかないかも。神戸に何回採精に来られるのかな?可能であればそれとは別に、東京のクリニックでも凍結精子を作っておきたい。着床前診断がダメだったあとに、最後のあがきで都内で人工授精をしてみたくなるかもしれないし。

また現実に引き戻されてどんよりした気持ちで神戸空港で出発までの時間をつぶす。食欲があまりないので讃岐うどん屋できつねうどんを食べる。なんでこんなことになってるのやらと思いながらうどんを食べていたら"いきものがかり"の"SAKURA"が流れて来て、特にファンでもその歌に思い入れがあるわけではないけど、歌詞の「桜舞い散る」というのがなんだかうちの夫婦に対して不妊治療とガン治療に対して「サクラチル」と宣言されているような気がして来て泣けた。空港でひとりできつねうどんを食べながらコソコソ泣いてる45才のおばさんなんて不気味だ。

帰りの飛行機が揺れて、気持ち悪くて吐く寸前になり肩がヒクヒクしてしまった。なんとか飲み込んだ。危なかった。まだ気持ち悪い。

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